加地隆治（内閣府大臣官房審議官）

本日のキックオフミーティングの終わりに当たり、全体を総括する。意思決定者、利害関係者、一般国民の意識や考え方を変えられるのか、協働する体制を構築できるのか、それが日本の死者半減の実現性を左右する。内閣府は総合調整機能を有している。各省庁の施策を有機的に連携させたい。

日本も死者をゼロにするという「VisionZero」を共有している。次回の交通安全基本計画の策定の際に参考にしたい。交通安全基本計画の第2章「講じようとする施策」の冒頭に、道路環境の整備が最初に書かれている。これは、交通安全の実現のために道路環境整備が効果的であるとの認識を示していると言える。

交通安全教育は、交通安全政策の重要な一分野である。引き続き、施策を推進する必要がある。本日の提言、議論を第8次交通安全基本計画をより良いものとしていきたい。参加者は、この結果を持ち帰り、仕事や日々の生活に役立てて欲しい。

［　前　｜　目次 　｜　次　］