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2005年6月のニュースバックナンバー

主要ニュース/「2機種「推奨せず」、チャイルドシートアセスメント」、「映像記録型ドライブレコーダーの搭載効果に関する調査」、「チャイルドシートの使用率伸び悩み、警察庁とJAF

日野、日本初の大型トラクター用スピン防止装置「VSC」を開発

日野自動車は、30日、日本初の大型トラクター用車両安定性制御システム「VSC」 を開発したと発表した。

「横転現象」、「ジャックナイフ現象」、「ドリフトアウト現象」といった大型トラクター特有の現象をいち早く察知し、エンジン出力制限とブレーキの作動で車両を安定させる。

国交省の認可は取得済みで、近く市場に投入するという。

詳細は、http://www.hino.co.jp/j/corporate/newsrelease/pressrelease/detail.php?id=61

(2005/06/30)

日産、出合い頭の事故低減などにITS活用。地元・神奈川で

日産自動車は、30日、ITSを活用したプロジェクトを神奈川県で開始すると発表した。

交差点での出合い頭の事故低減を目的とする路車間通信技術活用による情報提供システム、スクールゾーン等での走行速度の抑制を促す速度超過時情報提供システムと渋滞緩和と最速ルート提供を目指す、プローブ情報活用による動的経路誘導システムに取り組む。

詳細は、http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2005/_STORY/050630-01-j.html

(2005/06/30)

映像記録型ドライブレコーダーの搭載効果に関する調査

国土交通省は、30日、映像記録型ドライブレコーダーの搭載効果に関する調査の中間的な取りまとめ結果を公表した。

タクシー車両200台、トラック・バス23台に事故時及び急制動時等の前方映像とドライバーの運転操作(ブレーキ操作、ウインカー操作、走行経路等)状況を記録可能なドライブレコーダーを搭載した。

効果として、記録された映像等をもとにドライバーへ教育を行うことで事故が減少したり、交通事故が発生した場合に、正確な原因分析が可能となることから事故処理にかかる時間、コストが削減できたりした。

課題としては、時間の経過とともにドライバーが慣れ、事故の低減効果が持続しないおそれがあるほか、データが多すぎて活用しきれない可能性がある。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/09/090630_2_.html

(2005/06/30)

自動車運送事業に係る交通事故要因分析

国土交通省は、30日、自動車運送事業に係る交通事故要因分析の結果を公表した。

バスの車内事故、乗降時の事故を6事例、トラックの深夜・早朝時の追突事故等を5事例、ハイヤー・タクシーの信号無視による歩行者との事故を3事例、合計14事例を分析した。

「運転者に対し、高齢者や二輪車・自転車の行動特性を十分理解させるとともに、運転者教育にヒヤリハット調査継続的に活用する必要がある」との分析結果が出た。

対応策としては、「運転者に対し、高齢者の行動特性及び身体特性を理解させ、それらを踏まえた運転行動を徹底させる」、「運転者の過労防止を徹底するために勤務時間等の確認が必要」などとした。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/09/090630_.html

(2005/06/30)

電動車いすの安全利用指導者セミナー、神奈川県警

神奈川県警察は、30日、電動車いすの安全利用指導者セミナーの開催概要を公表した。

7月28日木曜日の13時30分から16時に、横浜市のパシフィコ横浜で福祉用具専門相談員や介護支援専門員、自治体の土木事務所等道路環境に従事している職員を対象に開催する。

参加申込書をFAXで神奈川県警に送付する。

詳細は、http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0131.htm

(2005/06/30)

損保協会会長にあいおい損保社長の児玉正之氏

社団法人日本損害保険協会は、30日、会長にあいおい損保社長の児玉正之氏を選任したと発表した。

副会長には三井住友海上社長と日新火災社長が新任された。

詳細は、http://www.sonpo.or.jp/action/release/news_05-008.html

(2005/06/30)

[リコール] ABSセンサーを間違った、三菱ふそう

国土交通省は、29日、三菱ふそうトラック・バスから安全関連のリコールの届け出があったことを公表した。

1件目は平成11年7月6日から平成15年5月30日に製造された、ふそう、ふそうファイター、ふそうキャンター、ふそうファイターミニヨン、ふそうエアロバス、ふそうエアロクイーンの6車種、2,488台。エアバッグ・コントロール・ユニットに乗用車用のセンサーを組み込んだものがあり、強い衝撃で展開してしまうおそれがある。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall05/06/recall06-291.html

2件目は平成7年8月10日から平成17年6月7日に製造されたふそうエアロバス、ふそうエアロクイーン、ふそうエアロキングの3車種、4,585台。ブレーキ系統のパイプの強度が不足するため、エアが漏れ制動力が低下するおそれがある。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall05/06/recall06-292.html

(2005/06/29)

Euro NCAP、最も安全なのはプジョー1007

Euro NCAPは、28日、13車種の新車安全性能評価試験の結果を公表した。

全てのクラスを通じて最も安全だと評価されたのは、プジョー1007だった。その他、エグゼクティブ・クラスではレクサスGS300が、小型ファミリー・クラスではメルセデス・ベンツAクラスが、クラスで最も安全だと評価された。

プジョー1007とメルセデス・ベンツAクラスは、後部座席のシートベルト非装着警告装置を採用していることも評価されている。

詳細は、http://www.euroncap.com/content/media/press_releases/phase_16.html

(2005/06/28)

トヨタ・モビリタ、上級コースも開始

トヨタ自動車は、28日、25日に交通安全センター「モビリタ」で、総合トレーニング IIの第1回講習を行ったと発表した。

総合トレーニング IIは、総合トレーニングの受講者を対象とする上級プログラム。高い速度域で35度バンク走行や緊急危険回避、ABSなしでのブレーキコントロール等を行った。

詳細は、http://www.toyota.co.jp/mobilitas/tayori/050625.html

(2005/06/28)

自動車事故対策機構を評価、国交省

国土交通省は、27日、第4回独立行政法人評価委員会自動車事故対策機構分科会を30日に開催すると発表した。

30日木曜日の午前9時30分から午後12時まで、中央合同庁舎2号館16階船員中央労働委員会特別会議室で行う。

平成16年度財務諸表や長期借入金の償還計画、平成16年度業務実績評価について評価を行うが、平成16年度業務実績評価は傍聴できない。傍聴には登録が必要。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/09/090627_.html

(2005/06/27)

BSデジタル放送「BS-i」でモビリタを紹介

トヨタ自動車は、24日、BSデジタル放送「BS-i」でモビリタを紹介する番組を放送していることを明らかにした。

9月29日までの毎週木曜日21時54分から22時まで放送の「+DRIVE(プラス・ドライブ)」で、モビリタで用意している講習メニューにTBSアナウンサーの安東弘樹さんとタレントの楊原京子さんが挑戦している。

詳細は、http://www.toyota.co.jp/mobilitas/tayori/050624.html

(2005/06/24)

『IATSS RESEARCH』、Vol.29とVol.30

財団法人国際交通安全学会は、24日、英文機関誌『IATSS RESEARCH』Vol.29, No.1の内容と、Vol.30, No.1への投稿に関する情報を公開した。

Vol.29, No.1の特集は、The Computerization of Transportation: Sophisticated Systems Incorporating It in the Mobility of People and Goods。

Sadayuki TSUGAWA : ISSUES AND RECENT TRENDS IN VEHICLE SAFETY COMMUNICATION SYSTEMSや、LAW, T.H., RADIN UMAR R.S., WONG S.V. : THE MALAYSIAN GOVERNMENT'S ROAD ACCIDENT DEATH REDUCTION TARGET FOR YEAR 2010などが掲載されている。

Vol.30, No.1の特集は「高齢者のモビリティ」。投稿者は8月31日までに論文タイトルと300ワードの要約を学会事務局に送付する。

詳細は、Vol.29, No.1が、http://www.iatss.or.jp/english/research/29-1/29-1-contents.html、Vol.30, No.1が、http://www.iatss.or.jp/news/pdf/30-1koubo.pdf(PDFファイル)。

(2005/06/24)

ジープ・グランドチェロキー、4WDシステムが進化

ダイムラー・クライスラー日本は、23日、大型SUV「ジープ・グランドチェロキー」を全面改良、7月9日から販売を開始すると発表した。

「リミテッド」グレードに搭載する4WDシステム「クォドラドライブII」は、個別に四輪にトルクを伝達でき、1輪にほぼ100%のトルク配分をすることも可能。

ABSやESP、前後席をカバーするサイドカーテンエアバッグ、前席フォースリミッター付きプリテンショナー・シートベルトは全車標準装備。

プライバシーガラスは全車標準。

詳細は、ニュースリリースが、http://www.chrysler-japan.com/manage2/main/top/n_mainread.cgi?id=409&url=、商品紹介ページが、http://www.jeep-japan.com/showroom01.html

(2005/06/24)

小口泰平会長のビデオメッセージ、国際交通安全学会ホームページ

財団法人国際交通安全学会(IATSS)は、23日、ホームページに小口泰平会長のビデオメッセージを公開した。

会長が越正毅氏から小口泰平氏に交代したことに伴うもの。

詳細は、http://www.iatss.or.jp/

(2005/06/24)

[リコール] キャデラック・ドゥビルのブレーキ・ペダルが脱落

国土交通省は、23日、ジェネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン(キャデラック)から安全関連のリコールの届け出があったことを公表した。

平成15年10月20日から平成16年12月8日に製造されたキャデラック・ドゥビルの115台。ブレーキペダルが確実に取り付けられていないため、脱落するおそれがある。物損事故が1件発生している。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall05/06/recall06-231.html

(2005/06/24)

SUVのNCAPとロールオーバー、NHTSA

米国運輸省道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration: NHTSA)は、22日、2005年モデルのSUV14車種の衝突安全性能試験結果と15車種の横転試験結果を公表した。

Acura MDX、Ford Freestyle、Jeep Grand Cherokeeの3車種は、前席と後席において、前面衝突、側面衝突の4モード全てで5つ星を獲得した。

横転(ロールオーバー)試験では、4WDと2WD別に試験が行われた。2WDと4WDで4つ星を獲得したのはFord FreestyleとHonda CR-V、4WDしか販売されていないモデルではAcura MDXとJeep Wranglerが4つ星を獲得した。

静的な状態での横転の可能性を分析した結果では、2001年では1車種だけだった4つ星を獲得したSUVが、2005年には24車種に増加した。

詳細は、NHTSA Website 1と、NHTSA Website 2

(2005/06/23)

参宮橋カーブでの社会実験を検証、国交省

国土交通省は、22日、24日に第2回安全走行支援サービス参宮橋地区社会実験検討会を開催すると発表した。

3月から5月末までの3ヶ月間、首都高速道路4号新宿線(上り)参宮橋カーブ区間でAHS画像処理センサーが検知した渋滞末尾情報を提供した。その実験結果を有識者が検討する。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/road/press/press05/20050622/20050622.html

(2005/06/23)

アウディA6アバント、後席にもシートベルトフォースリミッタ

アウディ ジャパンは、20日、「アウディA6アバント」を全面改良、同日、販売を開始した。

スピン防止装置「ESP」は全車標準装備し、上位グレードには4WDであるクワトロを用意した。前後席とも頭部を保護するサイドエアバッグを標準装備する。前席にはシートベルトプリテンショナー、前後席にシートベルトフォースリミッタを標準装備した。

キセノンランプとアダプティブライトは、クワトロには標準装備、FWDにはオプション設定する。

詳細は、ニュースリリースが、http://www.audi.co.jp/information/news/pr_05_031.html、商品紹介ページが、http://www.audi.co.jp/models/a6/avant/avant.html

(2005/06/21)

搬送先選定基準の導入は効果あり、日本救急医学会雑誌

日本救急医学会は、21日、『日本救急医学会雑誌』第16巻 第05号の概要を公開した。

「傷病者の明確な搬送先選定基準の導入は外傷死亡率を低下させる」など3本の論文が掲載されている。

詳細は、http://journal.jaam.jp/emergency/Document_generalListAction.do?year=2005&vol=16&code=05

(2005/06/21)

高級車はgoodが当たり前に、IIHSのNCAP

米国The Insurance Institute for Highway Safety(IIHS)は、19日、高級車3車種、大型ファミリーカー5車種の前面オフセット衝突安全性試験結果を公表した。

高級車では、Acura RL(ホンダ・レジェンド)、Cadillac STS、Lexus GSが、それぞれ「good」と評価され、「best pick」に選ばれた。

大型ファミリーカーでは、Buick LaCrosse、Chrysler 300、Ford Five Hundred、Kia Amanti、Toyota Avalonが「good」を獲得、Kia Amantiが「best pick」に選ばれた。

詳細は、http://www.hwysafety.org/news_releases/2005/pr061905.htm

(2005/06/20)

5月の死者は半減、北海道

北海道警察は、20日、5月末の交通事故発生状況を公表した。

5月中の死者は17人で、前年から16人減少し、ほぼ半減した。午前2時から10時までの時間帯の死者はなかった。

詳細は、http://www.police.pref.hokkaido.jp/statis/jiko/jikomonth.html

(2005/06/20)

第1回「公共交通に係るヒューマンエラー事故防止対策検討委員会」

国土交通省は、20日、第1回「公共交通に係るヒューマンエラー事故防止対策検討委員会」の概要を発表した。

大学教授を主体とするアドバイザリーグループ委員が、「ヒューマンエラー防止には、トップ自身がリスクを把握するとともに対応方針や優先順位について説明を実施するという、トップのコミットメントを強調すべき」、「職業に対する責任や誇りをもつことと、「最も誠実かつ安全な公共交通機関を目指す」といった高いところに目標を置くという意識が大切」、「責任追及より再発防止優先の事故調査に基づく科学的事故防止策が重要」といった意見を述べた。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/01/010614_2_.html

(2005/06/20)

安全と環境への取り組みを紹介、自工会パンフレット

社団法人日本自動車工業会は、17日、パンフレット『豊かなクルマ社会の実現に向けて―自動車の役割と安全・環境への取り組み―』を発行すると発表した。

昨年4月に発行したものに、取り組みの進捗状況や関連データ等を更新し、概要版を改訂したもの。 政府・関係省庁、愛・地球博の自工会パビリオン、東京モーターショー会場などで2万部を配布する。

高齢者に特化したキャンペーンや人体傷害発生メカニズムを解明するためのプロジェクトをスタートしたことなどを紹介している。

詳細は、http://release.jama.or.jp/sys/news/detail.pl?item_id=768

(2005/06/18)

車車間通信システムを用いたASV技術の検証実験

国土交通省は、17日、車車間通信システムを用いたASV技術の検証実験を行うと発表した。

7月4日から10月28日まで、独立行政法人北海道開発土木研究所・苫小牧寒地試験道路で、二輪車4台、乗用車9台、大型車4台を使い、出会い頭事故、右折事故等に対処する実験を行う。

10月12日水曜日と13日木曜日の両日、公開実験を実施し、14日金曜日には国際シンポジウムを開催する予定。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/09/090617_.html

(2005/06/18)

AWDの性能アップはしたけれど、インプレッサ

富士重工業(スバル)は、16日、「インプレッサ」シリーズを一部改良、同日、販売を開始した。

WRXに、AWDシステムにトルク感応型の機械式LSDを追加、操縦安定性と車両安定性を向上させたDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)方式AWDを搭載したグレードを設定した。

標準では、後席中央のシートベルトは2点式。前席サイドエアバッグとセットオプションで3点式シートベルトをほとんどのグレードに設定するのは変わらず。

詳細は、ニュースリリースが、http://www.fhi.co.jp/news/05_04_06/05_06_16.pdf(PDFファイル)、商品紹介ページが、http://www.subaru.co.jp/impreza/

(2005/06/16)

[リコール] ABSを左右逆に取り付け、ヒュンダイXG

国土交通省は、16日、ヒュンダイモータージャパンから安全関連のリコール届け出があったことを公表した。

平成13年3月26日から平成16年11月18日に製造されたXGの3,322台。ABSの後輪ブレーキパイプを左右誤って取付けたため、ABSが作動すると後車輪の制動が左右逆にかかり、車両の挙動を正しく制御できなくなるおそれがある。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall05/06/recall06-156.html

(2005/06/16)

B評価は4施設、救命救急センターの評価結果

厚生労働省は、15日、救命救急センターに対する評価結果を公表した。

97.7%のセンターが最高のA評価とされ、B評価となったのは市立釧路総合病院、岩手県立大船渡病院、長野県の昭和伊南総合病院、宮崎県立宮崎病院の4施設。この4施設は昨年もB評価だった。

昨年のB評価からA評価に上げたのは、青森県の八戸市立市民病院、兵庫県の公立豊岡病院丹後救急センター、宮崎県の県立延岡病院の3施設。

詳細は、http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/06/h0615-3.html

(2005/06/15)

死者数の減少幅が拡大、交通事故統計

警察庁は、15日、5月末の交通事故統計を公表した。

5月中は、死者数が14.9%減、負傷者数が1.8%減、事故件数が1.1%減だった。5月末では、死者数が8.7%減、負傷者数が1.8%減、事故件数が1.4%減少している。

詳細は、http://www.npa.go.jp/toukei/koutuu16/5gatu.pdf(PDFファイル)。

(2005/06/15)

前年と同じだけど……、NCAPにパブリック・コメント

国土交通省は、15日、自動車アセスメント実施に関するパブリック・コメントを募集すると発表した。

2005年度は、前年度と同様の試験方法で行う予定。30日木曜日までに、FAX、電子メール、郵送で意見を送付する。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/09/090615_.html

(2005/06/15)

2機種「推奨せず」、チャイルドシートアセスメント

国土交通省は、14日、平成16年度チャイルドシートアセスメント結果を発表した。

乳児用チャイルドシート5製品、幼児用チャイルドシート9製品を評価した。乳児用チャイルドシートは「優」4製品、「良」2製品だった。1機種は後ろ向きと横向きの2モードを評価したため、結果は6製品。

幼児用チャイルドシートは、「優」1製品、「良」3製品、「普通」2製品及び「推奨せず」2製品、全体評価を行わないとしたものが1製品だった。

タカタの「takata04-neo」は乳児用としても、幼児用としても「優」と評価された。

乳児用チャイルドシートとして、後ろ向きと横向きの2モードで使えるアップリカ葛西の「マシュマロJターンサーモ」は、後ろ向きでは「優」、ベッドでは「良」だった。幼児用としては「普通」と評価された。

幼児用で「推奨せず」とされたのは、日本育児の「トラベルベスト」とアップリカ葛西の「マシュマロジュニア8サポート/インパクトシールド」。全体評価が行われなかったのはエムズジンティックの「パワーベスト」。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/09/090614_.html

(2005/06/15)

自動車技術会「二輪車の運動特性と安全向上に関する最新動向」

社団法人自動車技術会は、14日、シンポジウム「二輪車の運動特性と安全向上に関する最新動向」に関する情報を公表した。

7月12日火曜日に東京新宿の工学院大学で開催する。ウェブサイトを通じて申し込む。6月28日火曜日締切。一般参加者は31,500円。

科学警察研究所の田久保宣晃氏が「二輪車が関係した交通事故の傾向」、鈴鹿サーキットランド交通教育課の荒川基之氏が「ペーパーライダーにおける効果的な教育手法 −特性と危険性の認識−」を報告するほか、4本の報告が予定されている。

詳細は、http://www.jsae.or.jp/event/0000000250/0000000250-1A.pdf(PDFファイル)。

(2005/06/15)

モビリタに高木虎之介が来た

トヨタ自動車は、14日、11日と12日に開催された「トヨタ レーシングドライバー ミーティング」の模様を公開した。

コーナリング時に限界を超えた際の「スライドコントロール」や、直線・旋回ブレーキのコントロールを行う「ブレーキトレーニング」、レーシングドライバーの運転する車に同乗しての走行体験などが行われた。

「車中で高木選手が絶えず安全確保の方法を具体的に説明してくれ、感動した。先を予測するドライビングのすごさを実感しました」という参加者の声を紹介している。

詳細は、http://www.toyota.co.jp/mobilitas/tayori/050614.html

(2005/06/15)

『IATSS Review Review』すべての道はローマに通ず−ローマ帝国に学ぶインフラ整備

財団法人国際交通安全学会(IATSS)は、13日、『IATSS Review Review』Vol.30, No.1に関する情報を公開した。

特集は「すべての道はローマに通ず−ローマ帝国に学ぶインフラ整備」。

詳細は、http://www.iatss.or.jp/review/30-1/30-1-mokuji.html

(2005/06/13)

「双子」の助手席エアバッグなどを新開発、レクサスに搭載

トヨタ自動車は、10日、2つの安全装備を開発し、今夏発売予定のレクサス・ブランドの新型車に搭載すると発表した。

「SRSツインチャンバーエアバッグ」は、助手席エアバッグを2つの袋で構成することにより、衝突時に乗員がぶつかる中央部に窪みを作り、顔や肩などが左右均等近くに衝突することで、衝撃を小さくするもの。

「VDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)(アクティブステアリング統合制御)」は、従来のVDIMに加えて、ハンドルの操作量とタイヤの切れ角の関係をフレキシブルに変化させることができるVGRS(Variable Gear Ratio Steering)を用いて、前輪の切れ角を最適にコントロールする。

詳細は、http://www.toyota.co.jp/jp/news/05/Jun/nt05_030.html

(2005/06/10)

チャイルドシートの使用率伸び悩み、警察庁とJAF

警察庁と社団法人日本自動車連盟(JAF)は、10日、チャイルドシートの使用状況調査の結果を発表した。

着用義務がある6最未満全体の使用率は49.1%で、前年より1.7ポイント上昇した。これは、5歳の使用率が、28.0%から30.4%に上昇したのを反映し、1歳未満は73.6%で変化なし、1歳から4歳までは48.8%で0.8ポイント改善したに留まった。

適正に取り付けられていたのも、乳児用で59.4%、幼児用で37.7%、学童用で66.8%だった。

警察庁では、広報と連動した街頭活動の強化、幼稚園や病院などとの連携した保護者の教育啓発活動の推進などをするとしている。JAFではチャイルドシートの使用に加えて、後席シートベルトの着用についても啓発活動を推進するとしている。

詳細は、警察庁が、http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku48/child.pdf(PDFファイル)、JAFが、http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/105_12.htm

(2005/06/10)

NHTSA、交通安全に貢献した個人を表彰。2人の邦人も

米国運輸省道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration: NHTSA)は、10日、交通安全に貢献した12人の個人を表彰すると発表した。

表彰されるのは12人の自動車エンジニア、研究者、交通安全唱道者(アドボケータ)。日本人では、シートベルトやエアバッグを製造するタカタ社長の高田重一郎氏と、本田技術研究所のカミジ コウイチ氏が受賞する。

高田氏は日本国内でのシートベルトやエアバッグの開発、製造、販売などの活動と、米国でのNHTSAとの共同で実施したシートベルト評価活動が評価された。カミジ氏は、インテリジェントエアバッグシステムの開発と、乗員と歩行者の双方の安全性を向上する車体構造設計が評価された。

12人は今週、ワシントンD.C.で開催される第12回 International Technical Conference on the Enhanced Safety of Vehiclesで表彰される。

詳細は、NHTSA Website

(2005/06/10)

交通安全環境研究所講演会、「自動車技術基準の国際調和活動」

独立行政法人交通安全環境研究所は、10日、交通安全環境研究所講演会に関する情報を公開した。

7月25日月曜日、午後1時から東京大手町の大手町サンケイプラザで開催する。参加希望者は7月21日木曜日までに申し込みが必要。

安全関連では「自動車技術基準の国際調和活動」が報告される。

詳細は、http://www.ntsel.go.jp/kouenkai/kouenkai05.html

(2005/06/10)

ホンダ・エレメントにシートベルト警告灯

本田技研工業は、9日、SUV「エレメント」を一部改良、同日、販売を開始した。

運転席シートベルト締め忘れ警告ブザーと警告灯(シートベルトリマインダー付)を標準装備した。後席中央のシートベルトは2点式のまま。プライバシーガラスも標準装備される。

詳細は、ニュースリリースが、http://www.honda.co.jp/news/2005/4050609-element.html、商品紹介ページが、http://www.honda.co.jp/ELEMENT/

(2005/06/10)

28日にストックホルムで結果発表、Euro NCAP

Euro NCAPは、8日、28日にスウェーデンのストックホルムで、衝突安全性能試験結果を記者発表すると発表した。

乗員保護、チャイルドシート、歩行者保護の各試験結果が公表される。試験対象は小型車から大型車、MPVと多岐に渡っている。

詳細は、http://www.euroncap.com/content/media/press_releases/june_8_2005.html

(2005/06/08)

死者は減少しているが自転車は増加、大阪府

大阪府警察は、8日、5月末現在の交通事故発生状況・交通死亡事故の特徴を公表した。

前年同期比で、死者は15.2%減少しているが、負傷者は0.2%、事故件数は0.6%増加している。

状態別では歩行者が42.2%と大幅に減少しているが、自転車が26.1%増加している。

詳細は、http://www.police.pref.osaka.jp/topics/index.html

(2005/06/08)

日産の新型軽自動車「オッティ」、安全装備は標準で

日産自動車は、7日、新型軽自動車「オッティ」を発表、同日、販売を開始した。

ABS、EBD、ブレーキアシスト、ハイマウントストップランプを全車に標準採用した。OEM供給元の三菱EKワゴンでは、ABS、EBD、ブレーキアシストは最廉価グレードではオプション装備。

プライバシーガラスは全車標準。

詳細は、ニュースリリースが、http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2005/_STORY/050607-01.html、商品紹介ページは、http://www.nissan.co.jp/OTTI/

(2005/06/08)

イタルダ・インフォメーション、出合い頭事故における人的要因の分析

財団法人交通事故総合分析センター(イタルダ)は、7日、「イタルダ・インフォメーション No.56 出合い頭事故における人的要因の分析」を発表した。

出会い頭事故は、若者と高齢者が当時死者になる割合が高いことが統計的に明らかになった。エラーの種類としては、認知エラーや判断・予測エラーが多く、捜査・行動エラーはほとんどなかった。

防衛運転をし、「判断基準」の切り下げをすることを呼びかけている。

詳細は、http://www.itarda.or.jp/info56/info56.pdf(PDFファイル)。

(2005/06/08)

JARIの『自動車研究』4月号と5月の所外発表論文

財団法人日本自動車研究所(JARI)は、7日、『自動車研究』4月号の内容と5月の所外発表論文を発表した。

『自動車研究』4月号には、研究速報として「車線変更テストの感受性についての予備的検討」、技術資料として「二輪車事故の速度解析」が掲載された。

5月の所外発表論文には、『第8回日本臨床救急医学会雑誌』第8巻第2号の「交通安全研究における事故調査活動の役割」、『自動車技術』Vol.59,No,3の「バス乗客の安全性」があった。

詳細は、自動車研究が、http://www.jari.or.jp/ja/kankohbutsu/jido/jido_new.html、所外発表論文が、http://www.jari.or.jp/ja/hohkokusho/ronbun.html

(2005/06/07)

北海道の夏は……、7月の交通死亡事故の傾向

北海道警察は、7日、過去5か年の7月の交通死亡事故実態を発表した。

2000年には64人だった死者は2004年には31人に減少している。

7月は、国道における事故、最高速度違反による車両単独事故が増加する傾向がある。四輪乗車中の死者が55.9%を占める。

詳細は、http://www.police.pref.hokkaido.jp/statis/jiko/jiko-taihi/jiko-taihi.html

(2005/06/07)

公共交通に係るヒューマンエラー事故防止対策検討委員会

国土交通省は、7日、「公共交通に係るヒューマンエラー事故防止対策検討委員会」を設置すると発表した。

国土交通事務次官を委員長、技監と国土交通審議官を委員長代理、関係局長などをメンバーとする。アドバイザリーグループには、心理学やリスク工学、工学などの大学教授などを迎える。

ヒューマンエラー発生のメカニズムの解明、安全風土の確立を含む企業の安全マネジメントのあり方、事故防止技術の導入に関する考え方を検討する。

詳細は、http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/01/010607_2_.html

(2005/06/07)

平成17年版『交通安全白書』

内閣府政策統括官総合調整担当・交通安全担当は、7日、平成17年版『交通安全白書』をウェブに公表した。

内閣府が実施した第7次交通安全基本計画(平成13年度から17年度)に対する政策評価を取り上げ、飲酒別死亡事故件数の推移、シートベルトの着用率向上と死者数減少、正面衝突事故の減少などの諸要因と、個別政策の推進との関係について評価を行った。

詳細は、http://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/index-t.html

(2005/06/07)

アウディA4がbest pickに、IIHSのNCAP

米国The Insurance Institute for Highway Safety(IIHS)は、5日、ミッドサイズセダン5車種の側面衝突安全試験結果を公表した。

アウディA4と、オプションのサイドエアバッグを装備したシボレー・マリブが、最高のgoodと評価され、近年で最も優れている"best pick"に選ばれた。

ボルボ・S60はacceptable、スズキ・Veronaと日産・Maximaはmarginalだった。最低の評価であるpoorは該当するものがなかった。

詳細は、http://www.hwysafety.org/news_releases/2005/pr060505.htm

(2005/06/06)

死者は23.8%減、5月末の神奈川

神奈川県警察は、6日、5月末現在の交通事故発生概況を公表した。

年初来からの累計での5月末現在は、死者は23.8%減の99人、負傷者は5.9%減の28,959人、発生件数は5.4%減の4,752人だった。

地区別では、相模原市、厚木市、秦野市、南足柄市、津久井郡などの県央・県西地区と高速道路での死者が、大幅に減少している。

詳細は、http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesn0505.htm

(2005/06/06)

欧州車向けトランザを日本でも発売、ブリヂストン

ブリヂストンは、2日、「TURANZA ER300」を市販用スペックのリプレイス専用タイヤとして7月1日から販売すると発表した。

TURANZAは、大型サルーンなど欧州車の新車装着用タイヤとして主に販売されている。これを「REGNO ER55」に代わって日本のリプレース市場に投入する。

乗り心地を重視するとともに、高速でも高いウェット性能を発揮する。

詳細は、http://www.bridgestone.co.jp/news/c_050602.html

(2005/06/03)

学生安全技術デザインコンペティション、自動車技術会

社団法人自動車技術会は、3日、学生安全技術デザインコンペティションの募集要項を公表した。

学生、大学院生のチームで応募する。7月8日金曜日13時30分から安全技術講習会が予定されている。応募用紙は7月末日、提案書は8月末日締切。チームに自動車技術会会員が含まれていない場合、参加費3,000円が必要。

審査を通過した3チームは、プロトタイプ模型を制作し、来年2月末の最終審査に進む。

詳細は、http://www.jsae.or.jp/sub_menu.php?tmplatefile=topics/0000000126/0000000126.html

(2005/06/03)

JARI次世代自動車フォーラムは7月7日、銀座で

財団法人日本自動車研究所(JARI)は、3日、第3回「JARI次世代自動車フォーラム−交通事故ゼロをめざして−」の詳細な開催要項を公表した。

7月7日木曜日の10時30分から17時まで、銀座6丁目の銀座東武ホテルで開催する。定員は、先着で200名。

詳細は、http://www.jari.or.jp/ja/sanjoin/forum_050707/forum_050707.html。プログラムに関する関連記事

(2005/06/03)

「非金銭的な人身被害を金額評価する方法」JAMAGAZINE

社団法人日本自動車工業会は、3日、『JAMAGAZINE』5月号に関する情報を公開した。

東京大学名誉教授で国際交通安全学会会長の越正毅氏が主査を務める「交通事故防止の(社会的)価値の推計に関する研究― 非金銭的な人身被害を金額評価する方法 ―」の紹介や、日本緊急通報サービスの松田徹之氏による「緊急通報サービス"ヘルプネット"の概要」が安全関連で取り上げられている。

詳細は、http://www.jama.or.jp/lib/jamagazine/200505/index.html

(2005/06/03)

自転車マナーアップ強化月間の結果、神奈川県警

神奈川県警察は、2日、自転車マナーアップ強化月間の結果を公表した。

5月の一ヶ月間に実施した運動において、各警察署が実施した啓発活動などについて、写真付きで紹介している。

詳細は、http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0130.htm

(2005/06/03)

高齢者の交通事故を防ぐワンポイントアドバイス、神奈川県警

神奈川県警察は、2日、高齢者の交通事故を防ぐワンポイントアドバイスを公表した。

高齢者の人口増加よりも、高齢者が関係する事故の増加が増加率が高いことを説明し、歩行中の死者には高齢者が多いこと、交通事故は身近なところで発生していることを紹介している。

詳細は、http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0098.htm

(2005/06/03)

「救急搬送業務における民間活用に関する検討会」総務省消防庁

総務省消防庁は、2日、「救急搬送業務における民間活用に関する検討会」を発足させたと発表した。

一定の出動業務や患者の搬送への民間活用の検討を行う必要があるという報告書を踏まえ、介護・福祉分野を含めた民間事業者の活用とそれに必要となる方策について検討する。

委員は、杏林大学教授の島崎修次氏、救急振興財団副理事長の朝日信夫氏、東京大学名誉教授の大森彌氏などと、警察庁、厚生労働省、国土交通省、東京消防庁などの代表の計10氏。

第1回検討会を3日金曜日に開催、2005年度中に5回程度開催し、報告書を取りまとめる。

詳細は、http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/050601.pdf(PDFファイル)。

(2005/06/03)

使いやすいチャイルドシートのランキング、NHTSA

米国運輸省道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration: NHTSA)は、1日、チャイルドシートの使いやすさに関する調査結果を公表した。

ラベルや説明書のわかりやすさ、設置のしやすさなどの項目を設け、14のメーカーの92のチャイルドシートの使いやすさを評価した。

74モデルが最高のA評価を、13モデルがB評価を、乳児用と幼児用兼用の5モデルが、モード別にA評価とB評価を、それぞれ獲得した。

詳細は、NHTSA Website

(2005/06/02)

トヨタ・モビリタ、8月の予約を開始

トヨタ自動車は、1日、交通安全センター「モビリタ」における8月の一般・個人向けプログラムの予約受付を開始した。

8月は、1日月曜日、20日土曜日、21日日曜日に予定されている。

詳細は、http://www.toyota.co.jp/mobilitas/application/index.html

(2005/06/02)

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